次回演奏会の企画と意図

第190回定期演奏会の演奏内容とその意図

 

第191回定期演奏会/定期サロンコンサート第97回例会

 11月30日(土)午後2時 天満教会

〈創立50周年記念シリーズ〉第2回

 モーツァルト     《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》K.525

 ドビュッシー ピアノ3重奏曲 ト長調*

 モーツァルト 《アダージョとフーガ》 ハ短調 K.546 

 フォーレ ピアノ5重奏曲 第1番 ニ短調 作品89**

ピアノ:笹村 直子`、犬伏 純子** 

ヴァイオリン:永ノ尾文江、遠藤留美子

    ヴィオラ:佐分利祐子

チェロ:日野 俊介

コントラバス:南出 信一

お話:門  良一

 

 今回は二人のピアニストに演奏を依頼したが、お二人とも期せずしてフランスの作曲家の作品をおえらびになった。結果として〈フランス音楽特集〉の室内楽版となったのである。ドビュッシーのピアノ3重奏曲は若い時(19歳)の作で、後のドビュッシーらしさはあまり感じられないが、いかにも清新な才能あふれた作品である。作曲家として世に出る以前の作なので古典的な形式感にしっかりと裏付けられており、安心して聴ける感じがする。フォーレは《レクイエム》が有名であるが、彼の作品は《レクイエム》のようにわかりやすく通俗的ともいえるメロディを持ったものと、いささか難解で聴きなれしにくいものに分かれるように思われる。今回のピアノ五重奏曲はどちらかといえば後者の範疇に属するかと思えるが、ピアノと弦楽四重奏のアンサンブルを生かしきった名曲と言えよう。プログラムの他の曲はいずれもモーツァルトの有名曲であり、演奏メンバーの手の内に入ったすばらしい演奏が期待できる。