次回演奏会の企画と意図

第181回定期演奏会の演奏内容とその意図

 

定期サロンコンサート〈クライネ・モーツァルト〉第91回例会

3月24日(土)午後2時 天満教会

 

 〈教会音楽シリーズ〉第4回

 ―ヘンデル・オルガン協奏曲全曲演奏―その3

 

ヘンデル オルガン協奏曲 第5番 ヘ長調 作品4-5

バッハ 管弦楽組曲 第2番 ロ短調 BWV1067**

ヘンデル オルガン協奏曲 第8番 イ長調 作品7-2

バッハ 《ヨハネ受難曲》BWV245よりソプラノ・アリア

    《私は喜ばしい足取りであなたに従う》**,***

バッハ 《マタイ受難曲》BWV244よりソプラノ・アリア

   《愛ゆえにわが救い主は死にたもう》**,***

バッハ カンタータ 第209番 《悲しみを知らぬ者》 BWV209**,***

 

オルガン:前田 直子

フルート:大江 浩志**

ソプラノ:木村能里子***

コンサートマスター:釋  伸司

指揮とお話:門  良一

 

 音響、雰囲気ともに最高との呼び声が高い天満教会、その会場での〈教会音楽シリーズ〉は大好評のうちに続いております。ドイツ・バロックの2大巨匠、バッハとヘンデルの名曲が中心で、ヘンデルのオルガン協奏曲全曲演奏と、バッハのカンタータが呼び物となっておりますが、今回はオルガン・ソリストに神戸女学院オルガニストの前田直子さん、ドイツ在住のソプラノの木村能里子さんを迎えてのコンサートです。ヘンデルのオルガン協奏曲は広く知られているというわけではなく、オルガニストの人もあまり弾いたことがないというジャンルなのですが、ヘンデルの器楽曲の中では非常によくできた傑作集と言えましょう。全曲演奏というのはおそらく日本初の試みと思われます。シンプルでわかりやすいヘンデル独特の音楽に親しんでいただきたいものです。ソリストの前田直子さんの演奏が大いに期待されます。

 今回のプログラムで注目されるのはフルートが重要な役割をする作品が多いということです。バッハの名曲、組曲第2番が演奏されるだけでなく、カンタータ第209番も受難曲からのアリア2曲もフルートのソロがたっぷり聴かれるという組み合わせになっています。モーツァルト室内管弦楽団首席奏者の名手大江浩志さんのフルートを大いに楽しんでいただけます。ソプラノの木村能里子さんはモーツァルト室内管弦楽団の演奏会には何度も登場されていてファンも多いのですが、彼女自身本拠としているドイツでは教会で宗教曲を歌われる機会が多く、日本での天満教会でのこのシリーズも楽しみにしているということで、今回のプログラムは彼女の希望を多く取り上げたものとなりました。すばらしい歌唱が大いに楽しみであります。