次回演奏会の企画と意図

第189回定期演奏会の演奏内容とその意図

 

7月4日(木))午後7時 西宮芸術文化センター小ホール

 

モーツァルト ディヴェルテイメント ヘ長調 K.138

サン=サーンス 組曲《動物の謝肉祭》(原曲室内楽版)*

ショパン ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 (ピアノ6重奏版)**

  ピアノ:堀  茜*、辰  玲奈*、田中 紀子**

  ヴァイオリン:永ノ尾文江、中川 敦史

  ヴィオラ:佐分利祐子

  チェロ:日野 俊介、

  コントラバス:南出 信一

  フルート:大江 浩志

  クラリネット:髙橋  博

  打楽器:泉 純太郎 

 

 昨年9月に開催された西宮芸文センター小ホールにおける室内楽編成によるコンサートは大変な好評を得ましたが、今回同じスタイルのコンサートが同じ会場で行われます。

 昨年はショパンの二つのピアノ協奏曲を室内楽(ピアノ6重奏)版で演奏するというユニークなプログラムでしたが、今回は前回と同じショパンのピアノ協奏曲第1番の6重奏版があるものの、サン=サーンスの《動物の謝肉祭》という室内楽編成によりふさわしい曲が含まれています。

 《動物の謝肉祭》はいろいろな動物が登場する愉快な音楽で(動物の中には下手くそなピアニストも含まれています)、サン=サーンスがあるチェロ奏者の依頼を受けて作曲したもので、有名な《白鳥》はそのチェロ奏者の本領が発揮されるように作られています。私的な演奏会のための作品ということで、サン=サーンスの生前には《白鳥》以外は演奏が禁じられていたのです。この組曲はオーケストラで演奏されることが多いのですが、今回はサン=サーンスの指定通りの、弦楽四重奏、コントラバス、フルート、クラリネット、打楽器の各楽器一人ずつと2台のピアノのオリジナル版で演奏されます。ピアニストは堀 茜さんと辰 玲奈さんで、このお二人は長年ピアノ・デュオを組んで活躍して来られたので息の合った演奏が期待できるでしょう。

 プログラムの最後は前回にも取り上げられたショパンのピアノ協奏曲 第1番で前回と同じピアノと弦楽5重奏で演奏されます。前回はこの有名な協奏曲が室内楽の雰囲気で楽しめると大好評だったものです。ピアノ独奏はベテランの田中紀子さん、すばらしい演奏が期待されます。室内楽演奏にとって理想的な芸文センター小ホールでのすばらしいひと時を十分に楽しんでいただける演奏会です。