ギオルギ・バブアゼ●ヴァイオリン

 

 モーツァルト室内管弦楽団のファンのみなさま、こんにちは。きたる19日の定期演奏会でモーツァルトの2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネハ長調 K.190を弾くヴァイオリニストのギオルギ・バブアゼです。

 この曲は、モーツァルトの有名なヴァイオリン・コンチェルトの前に作曲されたものです。10代の若いモーツァルトで、私たちが知っているハフナーやジュピターを書いたモーツァルトにはまだなっていないはずなのに、作品からは、すでに音楽的な内容と形式のバランス、表現力の素晴らしさがうかがえます。また、この曲はバロック時代のコンチェルト・グロッソのジャンルを引き継いでいます。主役の2つのヴァイオリンだけではなく、オーボエやチェロにもたくさんのソロが出てきます。そうしたさまざまな楽器の独奏の楽しみと華やかさがこの曲の魅力です。ぜひお楽しみください。

 私は、モーツァルトの音楽を演奏する時には、いつも幸せな気持ちを感じます。お客様にもその幸せな気持ちを一緒に感じて聴いてほしいと思います。

 いずみホールでお会いできるのを楽しみにしています。

 

松村英臣●ピアノ

 

 モーツァルト室内管弦楽団のファンのみなさま今日は。きたる6月17日に協演させていただくピアニストの松村英臣です。

 モーツァルトのピアノ協奏曲第23番を弾かせていただくことを、楽しみにしています。いつも誠実な演奏を展開されている楽団のみなさんと、華やかなウィーンの風を感じていただくよう演奏するつもりでおりますので、ご期待ください。

 特に今回の演奏会では、大スターとして華やかにウィーンで過ごし、ピアノ技法やオーケストラとの協奏性、またポピュリズムにも自信を持っていたモーツァルトの表現をピュアに演奏させていただこうと思っておりますので、門先生と私の音楽の対話をお楽しみいただけたらと思います。

 何年か前に指揮をさせていただいたことがありますが、ピアノでご一緒するのは久しぶりです。モツ管のさまざまな取り組みはいつも誠実で、偉人たちへの尊敬の中から産まれる音楽があると感じています。特に古典音楽における門先生の知識の多彩さには感服します。これからも困難を克服して、モツ管のますますの活躍をお祈りしております。

 演奏家として、さまざまな活動をしてきましたが、毎年3月に、大阪と東京でJ.S.バッハのゴールドベルク変奏曲全曲を弾かせていただいています。この演奏会のクオリティを高め弾き続けたいと思いますし、いろいろな分野で私がまだ未知な作品に貪欲に取り組みたいと思っています。これからも応援よろしくお願い申し上げます。いずみホールでお会いできることを楽しみにしております。

 

<略歴>

大阪音楽大学附属高等学校を経て大阪音楽大学卒業、同大学院修了。86年デビューリサイタル開催。90年には第9回チャイコフスキー国際コンクールにてディプロマ授与、併せてベスト・バッハ演奏者賞受賞、モスクワ音楽院大ホールでの記念演奏会に出演。以後、その活躍は目覚しく、各地でソリストとして活動を展開し、松原市文化賞、大阪府民劇場奨励賞、東京ベストサンクス賞、大阪文化祭賞奨励賞(4回)、文化庁芸術祭優秀賞等受賞。また、数多くのオーケストラとの協演の他、2014年秋にはモーツァルト室内管弦楽団を指揮。声楽や器楽の伴奏者としての信頼も厚く、あらゆるジャンルに順応しながら独自のピアニズムの世界を築き上げている。ラジオやテレビ出演も数多い。CD「チャイコフスキー《四季》」、「松村英臣ロマンティックセレクション」をリリース。大阪音楽大学で後進の指導にあたる傍ら、全国各地で精力的な演奏活動を展開している。日本演奏連盟会員。

 

櫻井孝子●ソプラノ

 

 モーツァルト室内管弦楽団のファンのみなさまこんにちは。6月17日の定期演奏会で協演させていただく櫻井です。

 当日は、モーツァルトのピアノ独奏付きコンサートアリア《どうしてあなたを忘れられよう》K.505を歌います。

 この楽団はモーツァルトがこんなに楽しい、と思わせて下さった管弦楽団です。楽団のみなさんの音楽に対する情熱、そして協演者に対する温かく包み込んでくださる懐の広さにいつも感謝しています。

 ピアニストの松村英臣さんとは初めての協演ですが、気負うことなくモーツァルトの音楽の世界をお伝えできれば、と考えています。今回の協演ではオーケストラとピアノ独奏にソプラノが加わる、この構成の面白さを感じていただけたら嬉しいです。

いずみホールでお会いできることを楽しみにしています。

 

<経歴>

大阪芸術大学演奏学科声楽専攻卒業。これまでに喜歌劇楽友協会にて、「マリツァ伯爵夫人」マリツァ、「こうもり」ロザリンデ、「メリー・ウィドゥ」ハンナ・グラヴァリ、「カルメン」カルメン(すべて日本語上演)等に出演。

現在、枚方演奏家協会、ミュージック・アート・ステーション所属

第26回イタリア声楽コンコルソ金賞

第18回飯塚新人音楽コンクール第2位入賞

 

鈴木豊人●クラリネット

 

 モーツァルト室内管弦楽団のファンのみなさんこんにちは。年明け早々の定期演奏会でクラリネット協奏曲イ長調 K.622を演奏させていただく、クラリネット奏者の鈴木です。

 この楽団とは1991年の12月、そして1996年の6月と過去2回モーツァルトの協奏曲でご一緒させていただきました。

 今回もまたお声をかけていただき、3度目ということで光栄の極みでございます。20年ぶりの協演で、とても楽しみです。

 いつも通り全身全霊で演奏したいと思います。ぜひみなさまいずみホールにお運びください。お待ちしております。

 

<経歴>

桐朋学園大学卒業。その後、ドイツ国立ケルン音楽大学に学ぶ。故喜田賦、故北爪利世、故F.クラインの各氏に師事。1976年から86年までドイツ・キール市立フィルハーモニーオーケストラにて首席クラリネット奏者として活躍し、同市より「音楽学士」の称号を授与される。帰国後は、ソリストとして国内外で演奏活動を展開する他、2005年まで「サイトウ・キネン・オーケストラ」のメンバーとして活躍する。現在、後進の指導にあたる傍ら、「紀尾井シンフォニエッタ東京」、「アンサンブル・ベガ」のメンバーとして全国各地で演奏活動を行っている。超絶技巧から繊細かつ甘い音色には定評がある関西を代表するクラリネット奏者の一人である。