山田富士子●ピアノ

 

 モーツァルト室内管弦楽団のファンのみなさまこんにちは。10月5日の定期演奏会で協演させていただく、山田です。前回の協演が2015年の1月でしたので4年ぶりにご一緒させていただくことになります。

 演目はサン・サーンスのピアノ協奏曲第2番ト短調ですが、サン・サーンスはフランス音楽の中でも特に好きな作曲家です。自分のリサイタルのプログラムにも取り入れたりしていますが、ピアノ ソロ曲は小品が多くコンチェルトを弾く機会をいただいたことをとても嬉しく思っております。

 この楽曲は、若々しいサン・サーンスの思いがあふれる力強い作品です。古典の深い思考に基づいた軽妙、流麗なピアニズムがオルガン的な響きを持つハーモニーに支えられ「オルガニスト、ピアニスト サン・サーンス」ならではのとても魅力的な世界を楽しんでいただけると思います。

 今回の演奏会では、敬愛するサン・サーンスの魅力を少しでもお伝えできればと願っております。

 モーツァルト室内管弦楽団は、指揮者・門先生のもとで楽員のみなさまが本当に音楽を愛し、謙虚に音楽に向き合われていることにいつも心を打たれます。その熱意があってこその「創立50周年」という素晴らしい歴史を讃えたいと思います。

 今回、またご一緒させていただけることを大変幸せに思い、心から楽しみにしております。みなさまといずみホールでお会いできますよう願っております。

 

略歴

 

幼少より井口基成、レオニード・コハンスキー、福井直俊の各氏に師事。東京芸術大学付属高校を経て東京芸術大学に入学、後にフランス政府給費留学生として渡仏。パリ国立高等音楽院に入学、ピアノをヴラド・ぺルルミュテール、マルセル・シアンピ、マルセル・ウークランの各氏に、室内楽をピエール・パスキエ、ジョゼフ・カルヴェの各氏に師事。マリア・カナルス国際ピアノコンクール入賞。日本国内を始め、フランス、イタリア、スペイン、カナダ、中国、マレーシア、タイ、フィリピン等でリサイタル、コンチェルト、室内楽等、積極的な演奏活動を展開し、ラジオやテレビでも放送される。また、日本音楽コンクール、学生音楽コンクール、スペイン・ハエン国際ピアノコンクール、ヴァレンシア・ホセ・イトゥルビ国際ピアノコンクール等の審査員を務める他、イタリア、サンタ・キアーラ夏季国際音楽アカデミー、プラハ・サマー・アカデミーに講師として参加している。

桐朋学園大学ピアノ特命教授。